シアリスを処方できない方

服用できない方の悩む

シアリスはバイアグラ、レビトラに次いで世界で三番目のED治療薬として多くのED患者に注目されていたお薬です。ed薬シアリスはバイアグラ、レビトラと比べて、独特なメリットがあと言っても、誰でも利用できるというわけではありません。

身体の状態や過去の既往症、現在服用している薬など、さまざまな要因で服用できないことがあります。現在何らかの病気を抱えている人は、シアリスを服用できるかどうか気になるところです。そこで今回は、シアリスと病気の関係についてご紹介します。

シアリスを処方できない方まとめ

・硝酸剤を使用中の方

・今までにシアリス錠を服用して過敏症(アレルギー)を起こしたことのある方

『シアリスの成分に対して過敏症の既往のある患者にはシアリスの投与を避けます。シアリスの投与により、過敏症がごくまれに報告されています。シアリスの成分に対する既往のある患者にシアリスを再投与した場合、再び過敏症が発現する可能性があるため、禁忌に設定しました。』

・心血管系障害などにより医師から性行為を控えるように言われた方

『一般的に性行為はそれ自体が心臓に負担をかけるため、心血管系障害を有するなど性行為が不適当と考えられる患者にはシアリスの投与を避けなくてはいけないためです。』

・不安定狭心症のある方、または性行中に狭心症を起こしたことのある方

・最近3ヶ月以内に心筋梗塞を起こしたことのある方

・最近6ヶ月以内に脳梗塞・脳出血を起こしたことのある方

・治療による管理のされていない不整脈の方

・低血圧の患者(最大血圧90mmHg未満または最小血圧が50mmHg未満)又は治療による管理がなされていない高血圧の患者(安静時収縮期血圧170mmHg以上、又は最小血圧が100mmHg以上)

・重い肝障害のある方

『シアリスは主に薬物代謝酵素CYP3A4により代謝されます。肝障害患者では、シアリスのクリアランスが低下する可能性があります。また、国内及び外国プラセボ対照二重盲検比較試験では、重度の肝障害のある患者は除外されました。したがって、重度の肝障害のある患者に対する安全性が確立されていないため、禁忌となっています。』

・網膜色素変性症(進行性の夜盲、視野狭窄)の方

『網膜色素変性症は、先天性進行性夜盲症をきたす遺伝性の網膜疾患であり、その患者の一部に PDE6(ホスホジエステラーゼ 6)のβサブユニット遺伝子異常を有することが知られています。シアリスの PDE6 に対する阻害作用は PDE5 に対する阻害作用の約 1/700 であることが確認されているが、わずかながらも PDE6に対する親和性を有しているため、網膜色素変性症の患者は禁忌となっています。』

・未成年の方(ただし既婚者を除く)

『未成年者は臨床試験でも対象外のため安全性が確率していないので禁忌としています。しかしながら医院では既婚者で尚且つ夫婦関係改善や子作り等の目的での使用であれば未成年でも処方をさせていただく場合があります。』

現在病気をしていてもシアリスは服用できる?

今現在病気をしている人は、シアリスを服用できるのかどうか気になるかもしれません。シアリスを服用できるかどうかは、かかっている病気にもよります。

風邪などの軽度の病気の場合は、特にシアリスの使用に制限はありません。医師の言うことをよく聞いて、適切に服用しましょう。肝臓や腎臓が悪い人、血液の病気、陰茎の病気などがある場合には、シアリスの服用は医師とよく相談する必要があります。現在の自分の状態などをきちんと話し、服用できるかどうかを確認しましょう。

なお、絶対に服用してはいけないのが、現在狭心症など心臓の病気でニトログリセリンなどの硝酸剤を使用している場合です。この場合は、どれだけ元気であろうとシアリスを服用してはいけません。もし服用した場合は、重篤な副作用が現れる場合もあります。心臓関連の病気は性行為自体がNGなこともあるので、十分に注意が必要です。また、高血圧や低血圧といった病気を抱えている人も、シアリスを服用することはできません。

一緒に飲んではいけない薬

併用禁忌薬とは、飲み合わせの相性が悪いお薬のことです。単体での服用であれば、いい働きをしてくれますが、併用することで体に悪影響を及ぼす危険性があります。併用禁忌薬

狭心症などの治療で使われている硝酸剤を使用している人は、絶対にシアリスを服用してはいけません。

シアリスは選択的なcGMP特異的PDE5の阻害剤であり、一酸化窒素(NO)の存在下で細胞内のcGMP濃度を上昇させ、平滑筋の弛緩を増強させることが示されています。したがって、シアリスを硝酸剤又はNO供与剤と併用することにより、血管平滑筋の弛緩による降圧作用が増強され、過度の血圧下降を生じる可能性があるため、シアリスと硝酸剤又はNO供与剤との併用は禁忌としています。外国人健康成人、慢性安定狭心症患者、安定冠動脈疾患患者、糖尿病患者を対象に、シアリスと硝酸剤(ニトログリセリン及び一硝酸イソソルビド)との薬物相互作用を検討した臨床薬理試験において、硝酸剤とシアリスとの併用時に、硝酸剤とプラセボとの併用時に比べ心血管系の有害事象発現率の増加が認められました。更に、硝酸剤とシアリスとの併用時に、硝酸剤とプラセボとの併用時に比べて血圧下降の増強及び臨床的に問題となる血圧下降注)の発現症例数の増加が認められています。

*注:血圧下降の基準として、① 収縮期血圧が85mmHg未満、② 拡張期血圧が45mmHg未満、③ 収縮期血圧の下降が投与前に比べて30mmHgよりも大きい、④ 拡張期血圧の下降が投与前に比べて20mmHgよりも大きい、場合を臨床的に問題があると定義しました。

シアリスの併用禁忌薬のほとんどが硝酸剤ですが、それ以外ではひとつだけ、慢性血栓塞栓性肺高血圧症の薬であるアデムパム錠が併用禁忌薬に含まれています。これを併用すると、症候性低血圧を引き起こす恐れがあるとされています。ほとんどが硝酸剤ですが、併用禁忌薬の種類自体は多いので、医師に自分が服用している薬を正確に告げるようにしましょう。

既往症によってシアリスが服用できないことも

既往症とは、過去にかかっていた病気のことです。この既往症によっても、シアリスが服用できない場合があります。処方できないケースとして、3ヶ月以内に心筋梗塞の既往症がある場合、6ヶ月以内に脳梗塞・脳出血の既往症がある場合があげられます。心筋梗塞や脳梗塞、脳出血といったものはEDとも大きな関係があるため、これらのケースはよく取り上げられます。これに該当する人は、決してシアリスを服用しないよう気をつけましょう。

今回ご紹介したように、病気によってシアリスを服用できないケースはあります。また、現在は完治していたとしても、既往症によっては服用できないこともあります。服用できないケースは命に関わる危険性があるため、自分で判断するのではなく、医師に現在の健康状態、服用している薬、既往症をきちんと説明して判断してもらいましょう。

要するに、特殊な病気を持っている方はシアリスを服用する前に、ぜひ専門医者に相談して、自分にあう医薬品を利用すればいいです。それに、過敏症があった方はシアリスを服用する前に、専門の診断を先に受けたほうがいいです。